テーマの変更でサイトが台無しにならないように準備しましょう。
このサイトは以前「Travelify」というテーマを使用していましたが、「LION MEDIA」に変更しました。
関連:テーマ「LION MEDIA」が無料とは思えないクオリティ!おすすめポイントと使い方
テーマを変えるとガラッとサイトの雰囲気が変わるため、新鮮な気持ちになります。
しかし、すでにできているサイトのテーマを変更するのはなかなか大変な作業です。
変更に伴って設定が初期に戻ったり、全記事に修正を加えなければいけない部分があったり。
このサイトはテーマ変更時に100記事を超えていたので、もしパーになったりしたら・・・
あああぁああぁぁぁああぁ!!!
こうなってしまう大変な事態なので、しっかり準備しました。
今回は、テーマの変更を行う際の準備と注意点をまとめていきます。
テーマを変更する前の準備
まずはテーマを変更する前の事前準備です。
選んだテーマをローカル環境「Instant WordPress」で試す
テーマを変更しようと思ったということは、いくつか候補が決まっていると思います。
もしかすると使いたいテーマがすでに決まっている方もいるかもしれませんね。
テーマの説明や評判を読んで決めているはずですが、そのテーマが自分のサイトにあっているかどうかまでは分かりませんし、自分に使いこなせるかどうかも分かりません。
ぶっつけ本番でテーマを変えてみるのは怖いです。
そこで、ローカルの練習環境「Instant WordPress」を使用して、事前にテーマを試してみましょう。
関連:「Instant WordPress」を導入し練習環境を作る
- 思っていた機能がちゃんと使えるか
- 自分のサイトにあっているか
- どんなデザインや設定にするか
ある程度方向が定まってから、実際のサイトでテーマを適用する方が安心です。
サイトのバックアップを取る
練習をしたからといって、本番で上手くいくとは限りません。
テーマを変更する前に、必ずサイトのバックアップを取っておきましょう。
関連:<プラグイン>UpdraftPlusでサイトのバックアップを取る
また、取ったバックアップデータはInstant WordPressの環境に復元してみるといいと思います。
関連:<プラグイン>UpdraftPlusで取ったバックアップからサイトを復元する方法
万が一のときの復元練習にもなりますし、今のサイトの設定を練習環境に移せるので、より本番に近い状態でテーマ変更の練習ができるようになります。
ただし、ドメイン名が違うため記事(データベース)は復元できません。
記事を練習環境にインポートする方法
もし練習時に、記事も本番と同じが良い場合は、以下の方法で記事をインポートできます。
まずは、本番サイトから記事のデータを取得します。
左メニュー「ツール」から「エクスポート」をクリックします。
次に「エクスポートファイルをダウンロード」をクリックします。
もしダウンロードしたファイルのサイズが2MBを超えている場合は「投稿」や「固定ページ」を1つずつ小分けにダウンロードしなおしてください。インポート出来るファイルサイズが最大2MBだからです。
ダウンロードできたら、次はInstant WordPressでの作業になります。
Instant WordPressの左メニュー「ツール」から「インポート」をクリックします。
「WordPress」の「今すぐインストール」をクリックします。
すると「インポーターの実行」が可能になります。
「参照」ボタンから、先ほどエクスポートしたファイルを選択し「ファイルをアップロードしてインポート」ボタンをクリックします。
Instant WordPressのユーザーは「admin」ですね。
添付ファイルのインポートにもチェックを入れてから実行しましょう。
インポートが成功すれば、最後に以下の表示がされます。
これでかなり本番に近い練習環境でテーマを試すことが可能です。
テーマ変更前の事前練習と準備はここまでです。
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テーマを変更時の作業
準備・練習が済んで、いよいよテーマを変更するというときにも注意が必要です。
有効化前にライブプレビューを利用してテーマの設定する
テーマを有効化してしまうと、その状態が公開されてしまいます。
初期設定のテーマのまま公開されると大変なので、ライブプレビューを利用して設定をほとんど終わらせてから有効化するようにしましょう。
テーマのインストール後、有効化せずに「テーマ」の画面に行くとライブプレビューが見つかるはずです。
あとは練習で事前に決めていたとおりの設定をしてから有効化すればOKです。
練習していないとここで時間がかかって大変なので、やっぱり練習は大事ですね。
Googleアナリティスク・エースアナライザーの設定をする
Googleアナリティスクやエースアナライザーを使ってアクセス解析している場合は、アクセス解析ツールの設定をし直す必要があります。
Googleアナリティスクはほとんどの人が利用しているアクセス解析ツールなので、大体のテーマにはトラッキングIDを入力する箇所があります。忘れずに設定しましょう。
エースアナライザーを使用している方は、最初の設定のときと同じように設定します。
関連:【無料アクセス解析】エースアナライザーの導入方法と使い方
Google Search Consoleの設定をする
Search Consoleも忘れてはならない設定ですね。
Search Consoleは、Googleの検索に表示されるようにインデックスしてくれたりするので、忘れると大変なことになります。
テーマ「LION MEDIA」では、Search ConsoleのIDを入力するだけで設定ができますが、そのIDがどこにあるのかかなり迷ったので、場所を記録しておきます。
Search ConsoleのIDの確認方法
まず自分のサイトのSearch Consoleにアクセスします。
画面右上の「設定ボタン」から「確認の詳細」をクリックします。
次に、画面左上あたりにある「別の方法で確認する。」をクリックします。
「HTMLタグ」を選択すると、メタタグというものが表示されます。
そこの「content=”******”」の******部分がIDです。実際はもっと長いランダムな文字列です。
セルフピンバックを停止する
サイト内ページのリンクが貼られるとコメントが届きます。その機能のことをピンバックといいます。
どこかのサイトにリンクを貼られたことを知らせてくれるので、届いたら嬉しいですしありがたいのですが、最初は自サイト内での内部リンクでも届くようになっています。(セルフピンバック)
これは停止しないと、1つ記事を書くだけでたくさんコメントが届くので、正直鬱陶しいです。
いらないと思うので停止しちゃいましょう。
関連:自分のサイトにリンクを貼ると届くコメント(セルフピンバック)を停止する
見出しタグやGoogleアドセンス広告など記事の修正をする
私は前のテーマのとき、見出しデザインを変更するために記事内の<h2>タグなどを少し変更していました。
テーマを変更すると、スタイルシートが新しいテーマのものになるため、前のテーマで設定したデザインが使えなくなっています。
なので<h2 class=”****”>としていたものをすべて<h2>に戻す必要があります。
また、私はGoogleアドセンスの広告や応援ボタンも直接記事に入力していました。
「LION MEDIA」ではウィジェットで広告が利用できるので、使わない手はありません。
しかしそのためには、もともと全記事に入れていた広告をいったん削除する必要があります。
めんどくさい・・・
記事数が130以上あり、全記事修正はしんどいので楽な方法を調べました。
プラグイン「Search Regex」で記事内の文字列を一括置換
プラグイン「Search Regex」を利用することで、全記事の修正を一気に終わらせることができます。
「Search Regex」は記事内の文字列を検索して一括置換してくれる便利なプラグインです。
“何もない”に置換することで一括削除も可能です。
ただ、元に戻すことができないため、慎重に利用しましょう。
「Search Regex」の使い方は、また後日まとめて記事にしたいと思います。
その他使用しているPHP・CSSを移行
セルフピンバック以外にも、独自でPHPを設定したり、CSSを使用したりしていた場合は、そちらを新テーマにアップロードしなおす必要があります。
PHPファイルのアップロードは、エックスサーバー
関連:エックスサーバーWebFTPにPHPファイル等をアップロードする方法
子テーマを利用しているなら、子テーマのところにアップロードしましょう。
関連:子テーマとは?カスタマイズに子テーマを使用すべき理由と使い方
その他の不安な点は質問してできるだけ解消する
最後に不安点が残っている場合は出来るだけ解消しておいた方が良いです。
「ちょっと気になるけどまあいいか」で上手くいかなかったら立ち直れません。
不安な点は、身近に詳しい人がいればその人に聞いてみましょう。
もし詳しい人がいない場合は、質問サイト「teratail(テラテイル)」がおすすめです。
ヤフー知恵袋と違い、回答者が皆さん丁寧で優しく、初心者にも親切です。また、エンジニアが答えてくれるので安心感があります。
関連:プログラム系質問サイト「teratail(テラテイル)」が初心者に優しすぎてスゴイ
以上がテーマ変更前と変更時にすべきことです。
今回のまとめ
すでに公開しているテーマを変更するのは大変です。
大切なことは、
- 事前に練習・検証をすること
- 設定漏れがないようにすること
ですね。
スムーズな変更には事前の練習がものをいいます。
また、デザインは一生懸命設定しますが、アクセス解析ツールの設定などを忘れてしまいそうです。
せっかく良くしようと変更するので、変えたことによって起こった変化も記録したいので、ツールの設定もデザイン同様一生懸命設定しましょう。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。