速く走っているように見えるポイントはどこでしょうか?
前回は「陸上競技場の人」の腕まで描き、「肩」の可動域を確認しました。
予想の可動域と実際の可動域が全然違って驚きました。
なぜ今まで気が付かなかった・・・
肩なんて毎日動かしているのに、意識しないと本当に気が付かないものなのですね。
ちょっと色んなことに意識を向けて過ごしてみると、毎日新しい発見ができそうです。
陸上競技場の人の続き
今回は「陸上競技場の人」の残りを描いていきます。
腕までの段階だと「非常口の人」とそこまで変わらない感じでした。
速く走っているように見える理由は今日描く分に隠されているはずです。
いざ、描いていきます!
胴体を描く
「胴体」を描きます。
「非常口の人」より倒れています。
「胴体」の倒れ具合は速さに関係していそうです。
ちょっと試しに「胴体」を立ててみます。
なんかつらそう・・・。
これはもうヘロヘロになっています。
やはり「胴体」の角度は速さを表すのに重要な役割を担っていそうです。
下半身を描く
最後は「足」です。
まずは前に出ている方の足を描きます。
ひざはカクっと曲がります。
後ろの方の足はまっすぐです。
完成です!
出来栄えを比べる前に、ちょっと考えます。
股関節の可動域
足にはひざの他にもう一つ関節があります。
「股関節」です。
「股関節」の可動域を考えてみます。
前方向は真上まで、後ろに90度ほど曲がるイメージです。
ひざを抱えることができますし、フィギュアスケートなどで後ろに足が行っているのも見ます。
これはもしかしてあっているんじゃないですか?
どのぐらい動くのか、自分で確かめてみます。
案の定違っていました・・・。
前方向はほぼ垂直まで上がります。(体が柔らかければ)
しかし、後ろ方向にはほとんど行かないことが分かりました。
フィギュアスケートやバレエをよく見てみると、体ごと傾いています。
腰を反らせたり、ひざを曲げたりすることで足が後ろに行っていたのですね。
股関節が後ろに曲がるものだと錯覚していました。
つまり「股関節」の可動域を描くとこんな感じですね。
ちょうど180度くらいですね。
こんなピクトグラムを見つけました。
これを見ても分かりますね。
- 軸足の股関節を前に曲げる
- 腰を後ろに反らす
- ひざを曲げる
この3つで足が後ろから上方向に上がっています。
上がっている足の「股関節」だけに注目すると、ほとんど後ろには曲がっていません。
新発見です!
私のイメージは何のあてにもなりませんね。
しっかり考えて見ることで、ホントにいろんな発見があります。
模写対象と模写を見比べる
それでは完成した「陸上競技場の人」を比べてみます。
全然違う・・・!
私が模写した方は太さが変です。
胴体は細く、腕は太く、足は太さがバラバラです。
あとは角度も足りません。
もっと前に倒さないとダメですね。
悔しいので何回か模写してみました。
どれもパッとしない・・・。
なんだかバランスが保てないです。
安定していないのは練習が足りないからですかね?
頑張って練習します!
今回のまとめ
「陸上競技場の人」が完成しました。
その過程で「肩」「股関節」の可動域を考えました。
考えて初めて気が付くことが多くて楽しいです。
パーツごとに新しい気付きがあるので、パーツのみを見てみるのも面白そうです。
その時にはピクトグラムではなく普通のイラストを使った方が良さそうですね。
そしたら関節以外にも「目」「手」「髪」など今まで描いていないパーツも練習できます。
あとは安定感、バランスが保てない感じです。
描く手順など工夫できる点があるのでしょうか?
今の練習法が良いか悪いかも分からない超初心者なので、色々試してみたいです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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