不器用が作曲シリーズ、第14弾です。
今回はこれまでとはちょっと違ったテーマです。
今回のテーマ:ランダムな曲
これまでは「楽しげ」など曲調にテーマを設定していましたが、今回は、作曲の方法にテーマの「ランダム」がかかっています。
麻枝准さんの作曲方法を使って作曲してみました。
果たして、どうなることやら・・・。
いざ、作曲です!
出来上がった曲
出来上がった曲がこちらです。
変則的~!
ちょっとありえないくらい変則的になりました。変拍子・転調はもちろん、なぜか途中で長調と短調まで変わってしまっています。
これには一応理由があります。
変則的すぎる理由
基本は麻枝さんの作曲方法で行ったのですが、ちょっと違うのかもしれません。
<麻枝さん流作曲方法>
- それっぽいコードを並べる
- パソコンのキーボードに音を割り当てぐちゃぐちゃに叩く
- 再生してみる
- 良さそうだと感じたところを拾う
- 微修正する
上記の通りにやっていたのですが、たまにコードには合っていないけど良さそうなメロディーが混じっていたりしました。そのメロディーは別の場所にとっておき、あとでコードを割り当てていました。
結果、拍子もキーも、短調・長調まで変わってしまいました。
作っている最中は何度も何度も繰り返し聴くため、段々耳が慣れてきてしまいます。変なのかそこまで変なのか分からなくなってしまい、こんな感じになりました。
もしかしたらものすごく気持ち悪い動きをしているかもしれません・・・。
麻枝さん流作曲法で作ってみた曲の特徴
せっかく試したので、麻枝さん流作曲法で作った曲の特徴を考えてみます。
- 転調が発生しやすい
- 拍子が変わりやすい
- リズムが独特になりやすい
1つずつ、どうしてそうなったのか確認してみます。
転調が発生しやすい
適当に音を配置すると、コードとは外れていても良さそうなメロディーが混じっていることがあります。
それに合わせてコードを変えると、調とは合っていないコードを使わないと綺麗にならない場合が多くありました。
その結果、そのメロディーを残すためには調を変えざるを得ないという事態が発生し、頻繁に転調が起こることになりました。
メロディーに合わせてコードを変えた結果、転調してしまう
拍子が変わりやすい
ランダムに音を配置していると、4拍子のうち3拍子分だけいい感じだったり、次の1拍をプラスすると良さそうだったりと、4拍子きっかりに収まらないメロディーを拾ってしまうことがありました。
どうしてもそれを残したいとなると、拍子をそのメロディーに合わせて変えるしかありませんね。
拍子が変わってしまうのも、たまたま拾えたメロディーを残したいがために起こってしまいます。
拾ったメロディーが4拍子じゃないことがあるので、拍子が変わってしまう
リズムが独特になりやすい
頭でメロディーを考えるときには、4拍や8拍など、自然と拍に合わせて考えることが多いです。
しかしこの作曲法の場合は、何も考えずにランダムに音を置くため、音が鳴りだすタイミングがちょうどいいとは限りません。
その独特さが面白く感じた場合はそのまま残すので、拍に合っていないような独特なリズムが生まれます。
音のスタート位置すらランダムなので、リズムを合わせる気がない
3つとも一言でまとめられそうですね。要するにこういうことです。
偶然の要素が多い作曲法なので、人が思う規則から外れやすくなる
これが良いと感じるかは人によると思いますが、私は面白いと感じます。
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麻枝さん流の作曲法を試した感想
ランダム要素に頼る麻枝さん流の作曲法を実際にやってみて思ったことです。
- 絶対に自分では思いつかない動きをして面白い
- 拾う部分より捨てる部分が多いので大変
- 再生前は宝箱を開けるようなワクワク感がある
順番に整理しておきます。
絶対に自分では思いつかない動きをして面白い
全く頭では考えていないので、予想外のメロディーができたりします。
自分で考える場合はある程度好みや偏りが出ますが、偶然に頼っている分、毎回全然違うメロディーが流れてとても面白かったです。
また、普通ではない音の変化も生まれやすいので、ワンポイントでこの作曲方法を混ぜてみるという使い方もできそうだと思いました。
拾う部分より捨てる部分が多いので大変
適当に打ち込んだメロディーは、ほとんどがめちゃくちゃです。
全部捨てて打ち直すことも何度もありました。
そう簡単には良い感じのメロディーが出てこないので、上手く拾えるまで何度も試す必要があり、結構時間がかかり大変でした。
再生前は宝箱を開けるようなワクワク感がある
この作曲法で一番魅力的だったのがこれです。
再生してみるまでどんなメロディーが流れるか分からないので、ぐちゃぐちゃに打ち込んでいる最中や、再生する直前はものすごくワクワクします!
まあ、大概はどうにもこうにもならないようなメロディーが流れるのですが・・・。
どんなメロディーが生まれるのか自分でも分からない作曲法というのはなかなかないと思うので、とても楽しく作曲できました。
上記3つを総合すると、とても楽しんで作曲できる面白い方法だと感じました。
今回のまとめ
麻枝准さん流の作曲法で作曲をしてみました。
ものすごく変則的な曲ができてしまいましたが、とても楽しんで作ることができました。
このワクワク感はやみつきになります。
いつもこの方法で作るわけにはいかないかもしれませんが、面白いのでまた挑戦したいです。
自分では思いつかない不思議なメロディーができる可能性があるため、ワンポイントで使ってみたりもできそうです。
音楽知識がない方が、再生まで全く想像ができない分面白いと思います。
もしこれからゼロ知識で作曲に挑戦してみようと思っている場合は、方法の1つとしてオススメです!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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