顔はパーツだけでなく「輪郭」でも印象が大きく変わります。
顔のパーツである「目」を練習したときに考えたことがありました。
それは、2つセットなのでバランスを取って描く練習が必要ということです。
バランスを取って描こうと思った際、「輪郭」があった方がイメージしやすいと思いました。
しかし、輪郭をどう描けば良いか分からず、結局ほぼ円で輪郭を取っていました。
「目」は重要ですし、パターンも多く練習が楽しいです。
もっと描きたい！
そのためには円の輪郭ではパッとしないです。
ということで、今回は「輪郭」について考えてみたいと思います。
輪郭の重要性
「目」はキャラクターの性格や感情をよく表すパーツでした。
「輪郭」はどうでしょうか？
絵柄ごとの個性が出にくそうで、あまり注目したことはありませんでした。
新しい発見があるかもしれないので、考えながら色々な輪郭を見てみます。
「輪郭」で検索です！
イラストの描き方のサイトではないのですが、同じパーツで輪郭のみを変えている絵を見比べられるサイトがありました。
あなたの輪郭はどのタイプ？顔の形9つのタイプをご紹介！｜SUCRE
だいぶ印象が違う！
ちょっと極端な描き分けかと思いましたが、イラストでは特徴を大きくすることもあります。
いわゆるデフォルメです。似顔絵などもそうですよね。
また、もう1つ感じたことがあります。
それは「台無し感」です。
せっかく整った顔のパーツを描いていても、輪郭で失敗すると台無しになりそうです。
恐ろしい・・・！
イケメンや美人を描こうと思うなら、輪郭の練習も大事ですね。
輪郭を見比べ特徴を考える
イラストの輪郭を比べてみます。
イラストは以下のサイトからお借りしています。
フリー素材のイラストがたくさんあります。
色々な絵柄の方がいらっしゃるので、見ているだけでも面白いです。
それでは色々な輪郭を見ていきます。
男女の基本になりそうだと思ったのは、このような感じですね。
男性の方が直線的で、女性の方は丸みを帯びていることが多い印象です。
子どものイラストでもそれはあまり変わらないのですかね。
男の子のほうが少し角ばっており、女の子の方が緩やかなカーブで描かれています。
大人と比べ、あごにかけての角度が緩く、顔の長さが短く見えます。
顔の横の部分は髪などで隠れていることも多いのですが、あごは大概見えていますよね。
男性はかなり平らに描かれていることもありますが、女性はシュッとしていることが多いです。
もう少し「イラスト感」が強くなるとどうなるのでしょうか？
よく見かける2パターンのデフォルメを見てみます。
まずはシュッと鋭い、オシャレな印象を受けるデフォルメです。
先ほどは「男性が直線的で女性は丸みを帯びている」と描きましたが、シュッとした印象を持たせるために、女性でも直線的な輪郭になることもあるようです。
次は一番よく見かけるデフォルメ、等身を低くしたかわいいデフォルメです。
この場合は男性でも丸みを帯びてきますね。
さらにデフォルメするとこんな感じになっていきます。
男性も女性も丸いですね。
あごらしきものも見当たらなくなっています。
絵を描く線画太いことが多いのもこのデフォルメの特徴なのですかね？
また、イラストではこういう輪郭もよく見かけます。
頬っぺたが出っ張っています。
クレヨンしんちゃんのしんちゃんもスゴイ輪郭をしていますよね。
この表現は、今回輪郭に注目してみて初めて、特徴を大きく表現した結果だと気が付きました。
よーく見てみると、頬っぺたが少し膨らんでいます。
これを大きく表現したのが先ほどのデフォルメなのですね。
絵を描く方は色々なところに特徴を見つけてスゴイです。
私も普段から物をよく見るようにしようと思います。
今回のまとめ
輪郭は表情には関わらないと思っていましたが、絵柄や人物の個性を表す大切な要素でした。
輪郭を失敗するとイラストが台無しになってしまう可能性があるので、しっかり練習します！
気が付いたことをまとめると、
- 男性は直線的なことが多い
- あごに平らな部分があることもある
- 女性は丸みを帯びていることが多い
- あごはシュッとしていることが多い
- 子どもは大人より顔が短い
- デフォルメの方法によって特徴が変わる
- シュッとした絵柄のときには女性でも直線的
- かわいくしたいときは男性でも丸くなる
- 頬っぺたはデフォルメが強くなくても微妙に膨らんでいる
です。
絵柄によっても異なるので一概には言えませんが、まずは基本として意識しようと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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