初めて作曲し、調くらいは知らないとダメなことが分かりました。
音楽知識なしで初めての作曲に挑戦しました。
その結果、楽しげな曲を目指していたにもかかわらず短調の曲が出来上がりました。
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さすがに長調と短調の違いくらいは知らないといけないみたいですね。
ということで、調べたことをまとめます。
長調・短調とは?
言葉だけは聞いたことがありましたが、どう違うのかは全く知りませんでした。
音階について
調を知るためには、まずは音階について知る必要があります。
音階の意味は、
あるきまった音程によって、楽音を順次に並べたもの。
だそうです。
ドレミファソラシドですね。
・・・普通だ!
もしかすると、私は音階を知っているのかもしれませんが、一応調べてみます。
オクターブ
音階には周期があります。
「ド」から「シ」まで行くと、まだ「ド」に戻るということですね。
ドレミファソラシドですね。
・・・普通だ!(本日2度目)
その周期のことは「オクターブ」といいます。
1オクターブは12分割されます。
・・・12?
一瞬よくわかりませんでしたが、聞いてみると納得でした。
ピアノの鍵盤を見てみるとよくわかります。
黒鍵の部分があるから12分割なのですね。
黒鍵は「♯(シャープ)」や「♭(フラット)」が付く音です。
- ♯・・・半音上げる
- ♭・・・半音下げる
同じ音でも「♯」か「♭」、2通りの表し方があります。
これも鍵盤を見るとわかりますが、「ド♯」と「レ♭」は同じ音です。
ややこしくなってまいりました!
ひとまず1オクターブに12個の音階があることはわかりました。
半音と全音
2つの音の間隔にも名前があり、「半音」と「全音」の間隔があります。
これも調を知るために必要なようなので調べました。
「ド」と「レ」の間に「ド♯」があります。
「♯」は半音上げるという意味でした。
この「ド」と「ド♯」の間隔を「半音」といいます。
白鍵と黒鍵の関係が半音ですね。
そして、「ド」と「レ」の関係は「全音」といいます。
半音が2つで全音ですね。
ところが、ピアノの鍵盤を見ると不思議なところがあります。
「ミ」と「ファ」の間、「シ」と「ド」の間は黒鍵がありません。
・・・これは何音?
何となく白鍵を順番に鳴らすと全音の間隔のような気がします。
しかし、「ミ」と「シ」だけ半音上げることができない、というのは何だか変です。
調べると、ミとファ、シとドは「半音」の関係だと分かりました。
隣同士の鍵盤は半音の関係になっている、ということですね。
♯で表すと「ミ♯」=「ファ」、「シ♯」=「ド」です。
ややこしい・・・。
白黒を6個ずつにすればいいのに、と思いましたが、この配置には理由がありました。
それが今回の本題の「長調」です!
長調と短調
「ド」からスタートして白鍵を1オクターブ弾くとこうなります。
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド
・・・普通だ!(本日3度目)
普通なのですが、先ほどの「半音」と「全音」を考えるとどうでしょうか?
次のように進んでいることが分かります。
ド「全」レ「全」ミ「半」ファ「全」ソ「全」ラ「全」シ「半」ド
音階を外し、「全」と「半」だけ書くとこうなります。
全・全・半・全・全・全・半
この間隔が大切です。
ド以外から始めても、この間隔で音を進めるとドレミファソラシドっぽくなります。
試しに「ミ」から始めるとこんな感じです。
ミ・ファ♯・ソ♯・ラ・シ・ド♯・レ♯・ミ
ドレミファソラシドっぽくなっています。
この間隔で音階を選択するのが「長調」です!
ピアノの鍵盤は、ドから始めて白鍵だけ弾くと長調になるようにするためにあ、あんな配置になっていたのでした。
知らなかった・・・
それに対し、音の間隔を以下のようにすると短調になります。
全・半・全・全・半・全・全
「ド」から始めて短調の進行で鳴らしてみます。
ド・レ・ミ♭・ファ・ソ・ラ♭・シ♭・ド
なんだか暗い・・・
音の間隔の取り方だけでかなり印象が変わりますね。
長調と短調、恐るべしです!
今回のまとめ
まず、音階は半音ずつ設定されていることを知りました。
音階には周期があり、1オクターブは12分割されています。
12個の音階から7個を選択するときの、間隔の開け方で長調と短調に分けられます。
- 長調
- 全・全・半・全・全・全・半
- 短調
- 全・半・全・全・半・全・全
長調と短調ではかなり印象が違うため、作りたい曲のイメージに合わせて選ぶ必要があります。
最後に「かえるのうた」を長調と短調で打ち込んでみたので聞き比べてみます。
かえるのうた(長調)
かえるのうた(短調)
やっぱりだいぶ違いますね!
曲の雰囲気が変わる大切な要素なので、しっかり意識したいです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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