曲中で使用する、綺麗に聞こえる基本の和音を聴いて確認します。
曲を作る際には調というものを考える必要がありました。
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調の中で使用する音階を利用することで、違和感のないメロディーを作ることが出来ます。
それと同じように、調ごとに使用する和音(コード)も考えることが出来そうです。
今回は「和音(コード)」を実際に聴きながら確認してみようと思います。
和音(コード)の基本
和音(コード)は多くの種類があります。
一番基本的なものは3つの音を使った和音で、大きく2種類に分けることが出来ます。
- メジャー
- 明るい響きの和音
- マイナー
- 暗い響きの和音
例外もありますが、基本は大事です。
まずはこの2つの違いに注目しながら音を聴いていきたいと思います。
長調で使用する和音(コード)
まずは長調から考えます。
ハ長調に注目して和音を聴いていきます。
ハ長調
ハ長調では白鍵のみを使用します。
この番号を使って考えると、
1・3・5・6・8・10・12
の音階を使うことになります。
3つの音を使用する基本の和音(コード)では、1つとばしで音階を鳴らします。
実際に聴いていきます。
C:ド・ミ・ソ(1・5・8)
D:レ・ファ・ラ(3・6・10)
E:ミ・ソ・シ(5・8・12)
F:ファ・ラ・ド(6・10・13)
G:ソ・シ・レ(8・12・15)
A:ラ・ド・ミ(10・13・17)
B:シ・レ・ファ(12・15・18)
この7つがハ長調で使用する基本の和音(コード)となります。
「ドレミファソラシ」は「CDEFGAB」で表すそうです。
メジャーとマイナーに分けると次のようになります。
- メジャー
- C、F、G
- マイナー
- D、E、A、B
聴いてみると明るい和音と暗い和音がなんとなくわかりますね。
メジャーとマイナーの違い
メジャーとマイナーでどこが違うのかを考えてみます。
まず共通している部分です。
「1番目と3番目は7音違う」という部分が共通しています。(B以外)
例:Cは「1」・5・「8」なので、7音の差
共通しているということは、1番目と3番目だけで鳴らした2和音では、メジャーかマイナーかはわからないということです。
メジャーとマイナーの違いは2番目の音で決まっているようです。
メジャーは4音の違いです。
例:Cは「1」・「5」・8なので、4音の差
マイナーは3音の違いです。
例:Dは「3」・「6」・10なので、3音の差
Cで聴き比べてみます。
C:ド・ミ・ソ(1・5・8)
Cm:ド・ミ♭・ソ(1・4・8)
だいぶ違う!
2番目の音が半音変わるだけでここまで印象が変わるのですね。
今回のまとめ
ハ長調で使用する和音(コード)を実際に聴いてみました。
調で使用する音階を外さないようにすると、基本は7つのコードでした。
実際に曲を作るときには、2和音になったり4和音になったりするので、響きを確認して使っていく必要があります。
メジャーとマイナーの違いは、2番目の音の位置であることが分かりました。
音を少なく2和音で表現したい場合は、2番目の音を抜くとメジャーかマイナーか分からなくなってしまいますね。
明るい印象、暗い印象を与えたい場合は2番目の音を残して2和音にする必要がありそうです。
これも作曲に生かしていけたらと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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