これまでの作曲では4拍子と3拍子に挑戦しましたが、他にもあります。
NHKで放送しているムジカ・ピッコリーノでは、毎回わかりやすく音楽知識が紹介されます。
実際に音で比較しながら紹介されるので、私のような超初心者にも優しいので嬉しいです。
そして学んだ知識を、一度は聴いたことがある名曲で確認することが出来ます。
音楽をやってみたい方におすすめの番組です!
番組で聴いているだけでも面白いのですが、気になったテーマのときには自分でもやってみています。
今回のテーマ「拍子」も面白かったので、実際に試してみます!
拍子ごとの聴き比べ
同じ曲の拍子を変えて、どのくらい印象が変わるのかやってみます。
使用する曲は、毎度おなじみの「かえるのうた」です。
ムジカ・ピッコリーノでやっていた「2拍子」「3拍子」「5拍子」に加え、よく耳にする「4拍子」と「8分の6拍子」も聴いてみることにします。
変えるのは「リズム」と「メロディー」で、「テンポ」は変更しません。
いざ、やってみます!
4拍子
まずは「4拍子」です。
かえるのうた(4拍子)
元々が4拍子の曲なので、何も変わりないですね。
よく知っている「かえるのうた」です。
これを他の拍子に変更するとどのくらい印象が変わるのか楽しみです。
2拍子
続いて「2拍子」です。
かえるのうた(2拍子)
いっちにーいっちにー
行進曲のようなイメージになりました!
テンポが同じでも、4拍子より楽しそうな印象を受けますね!
3拍子
次は「3拍子」です。
かえるのうた(3拍子)
優雅~
やっぱり3拍子は優雅なイメージになりますね。
作曲シリーズ第4弾で「優雅な曲」を目指した時、3拍子の力に頼ったのを思い出します。
曲のテンポは4拍子と変えていませんが、ゆったりと優雅な印象に変わりました。
5拍子
次は少し変わり種「5拍子」です。
かえるのうた(5拍子)
3拍子と2拍子を組み合わせて作りました。
優雅かと思えば突然ピタッとなり、またフワッとなる・・・(擬音ばっかり)
とにかく、聴いていて「おおっ!?」となります。
不思議で面白い感じになりますね!
ただ、使いこなすのはなかなか難しそうな拍子です。
8分の6拍子
最後に「8分の6拍子」です。
かえるのうた(8分の6拍子)
らったった~らったった~(踊)
テンポは変えていませんが、ゆっくりになったように聴こえます。
優雅さと楽しさが合わさり、踊っているような印象です。
拍子の比較
4拍子と2拍子
お気づきの方も多いと思いますが、4拍子と2拍子は「メロディー」を変えていません。
変えたのは「リズム」だけです。
かえるのうた(4拍子)
かえるのうた(2拍子)
それでもずいぶんと印象が変わります。
2拍子は聴いていると足踏みをしたくなるような、行進曲感がでます。
同じ曲でもリズム1つでここまで変わるのは面白いですね。
3拍子と8分の6拍子
実はこの2つも「メロディー」と「テンポ」が全く同じで、変えたのは「リズム」だけです。
かえるのうた(3拍子)
かえるのうた(8分の6拍子)
違って聴こえる・・・
これは自分でやってみて驚きでした。
どちらも同じメロディー、テンポなのに、リズムを変えただけで全然違って聴こえます。
3拍子は「ズン・チャッチャッ~」という感じですが、8分の6拍子は「らったった・らったった」という感じです。
何か分かりにくいですが、3拍子は3拍をしっかりとっていますが、8分の6拍子はゆっくり2拍子をとり、その中に三連符が入っているような感じです。
調べたところ、8分の6拍子は2拍子の仲間みたいです。
3拍子のメロディーなのに2拍子の仲間というのは面白いです。それで優雅なのに楽しげに聴こえたのですね。
今回のまとめ
今回は拍子による違いを聴き比べてみました。
拍子によりイメージが変わるのはなんとなく想像していましたが、メロディーもテンポも変えずにこんなにも印象が変わるのかと改めて驚きました。
2拍子と3拍子の特徴を併せ持つ不思議な拍子も面白いです。
- 5拍子・・・3拍子と2拍子を交互にとり、メリハリと驚きがある
- 8分の6拍子・・・3拍子っぽいのに2拍子の仲間で、2種類の拍子が合わさったような特徴
変わった拍子は使いこなすのが難しそうですが、扱えるようになれば曲の幅が広がって面白そうですね。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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