不器用が作曲シリーズ、第11弾です!
とうとう10曲を超えてきましたが、いまだにテーマ通りの曲がなかなか作れません・・・。
テーマと違ってしまっても、ちゃんと仕上げさえしていれば成長につながるはず!(願望)
ということで、毎度おなじみ、テーマを決めてから作曲していきます。
今回のテーマ:ヘンテコな曲
「ヘンテコ」はかなり主観に左右されるテーマな気がします。
私が「ヘンテコだなぁ・・・」と思うような曲ができることを期待して・・・
いざ、作曲です!
出来上がった曲
果たしてヘンテコに仕上がったか、完成したのがこちらです!
いうほどヘンテコじゃな~い!!
なんか思ったほどヘンテコになりませんでした。
なんなら第2弾儚げな曲の謎拍子とか、第5弾牧歌的な曲の後半やけくそ感とかの方がヘンテコっぽい気がします。
意識してヘンテコにしようとすると、逆にできないのですね・・・。
まあ、基礎が身に付いてきている、と前向きにとらえておくことにします。
今回意識したのはこちらです。
- あえて調(キー)から外れた音を差し込む
- 途中で拍子をコロコロ変える
- メロディを複数ごちゃ混ぜにする
1つずつ確認します。
あえて調(キー)から外れた音を差し込む
ところどころ調から外れた音を入れてみました。
予想していた音と違う音が入ることで「ん?」となるかと思ったからです。
その違和感が面白い方向に働けば、ヘンテコな曲になるような気がします。
作曲中は何回も聴くことになるので、だんだん違和感が行方不明になりました。
自分では効果的な音になっているのかどうかよく分かりません・・・。
まあとりあえず、調を外した音を意識的に入れてみるのは初めてで、勉強になりました。
途中で拍子をコロコロ変える
拍子を変えることで、イメージがガラッと変わることは以前試してみたことがあります。
関連:拍子が変わると雰囲気が変わる(NHKのムジカ・ピッコリーノより)
同じ曲でも、拍子が変わるだけで大きく印象が変わります。
これを1曲の中で効果的に使うことができれば、ヘンテコな曲になりそうです。
第2弾儚げな曲では、無意識に変拍子になってしまい、かなり変でした。(悪い意味で)
拍子を変えるタイミングがおかしいと、悪い意味で変になってしまうので難しいです。
面白くヘンテコになるように、拍子を変えるタイミングに気を付けました。
私の好きな森彰彦さんも変拍子の曲が多くあり、そんな感じにしたかったのです。(無謀)
メロディを複数ごちゃ混ぜにする
主旋律なのか副旋律なのか、主役がどれか不明瞭な感じを目指しました。
それぞれが主張することで、賑やかで混沌とした感じになるような気がしたからです。
「かえるのうた」の追いかけっこみたいなのも入れてみました。
追いかけっこで複数の音を重ねていくのも、森彰彦さんがよく使っている気がします。
以上3つを意識して作曲しました。
ヘンテコな曲にならなかった理由
ヘンテコな曲っぽくならなかった理由はこれだと思います。
- 違和感を気にしすぎた
違和感を気にしすぎた
調から外す、変拍子、複メロディ、どれも失敗すると悪い意味で変で気持ち悪い曲になります。
なので、良い感じに面白くヘンテコになるよう、慎重になりすぎていたような気がします。
例えば、
- 調から外す時、何カ所か試してみて気持ち悪くないところを選ぶ
- 拍子を変えるとき、別の曲になってしまわないよう曲のつながりを意識する
- 複数のメロディがケンカしないよう、和音の聴こえ方に気を付ける
という感じです。
ヘンテコな曲を目指していたのに、いつも以上に慎重でした。
結果、思ったよりまとまってしまい、ヘンテコ感が少なくなってしまったのだと思います。
最初の頃は勢いで作曲していたので、そういう感覚的な部分も大切にしていきたいです。
初心忘るべからず!
時には思い切りも大事ですね。
私は不器用なので、悪い意味で変になったときも、それはそれで自分の味だと思って突き進んでいきたいと思います。
今回のまとめ
ヘンテコな曲を目指して作曲しました。
毎度いろいろなことに気が付けるので、作曲は面白いです。
- 理屈ばかりでなく、時には感覚や思い切りも大事
- おかしなところも自分の味だと思って前向きに頑張る
仕事が作曲家の方は、良い曲をコンスタントに作らなければいけないので大変だと思います。
私は趣味で楽しむことが目的なので、良い曲を作ろうと意識しすぎなくていいので気楽です。
自由に作曲~
良い曲ができるに越したことはないですが、やっぱり楽しさ重視ですね。
不器用なりに自分らしく、楽しんで作るのが良い方向に働くようになっていけば嬉しいです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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